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電気・電子システム系 (電気エネルギー制御科・電子技術科) ELECTRICAL & ELECTRONIC SYSTEMS
次世代を担う”エンジニア”の未来へ
私たちの生活には、電気自動車、家電製品やスマートフォンなど電化製品があふれ、電気がある暮らしが当たり前となっています。
みなさんはそれらがどのようにして動いているか知っていますか?
電気を使って車が動く?コンピュータの計算が速いのは電子のおかげ?
それらを知りたくはありませんか?
「電気・電子システム系」では電気・電子に関する基本的な力をしっかり身に付け、電気・電子・制御・情報分野において幅広く活躍できるエンジニアを育成します。
卒業後はこんな職業に!
- 電気機器メーカー
- 電子機器メーカー
- 電気設備関連企業
- 半導体メーカー
- 自動車関連企業
取得可能資格
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1 年次
国家技能検定(電気保全2級・3級 シーケンス制御3級)
Microsoft Office Specialist
第二種電気工事士 -
2 年次
電気制御エンジニアコース
国家技能検定(シーケンス制御2級 配電盤・制御盤組立3級)
産業用ロボット(教示)特別教育
低圧電気取扱者特別教育電子情報エンジニアコース
基本情報技術者試験
1年次に電気・電子システム系
で学ぶこと
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電気の基礎
電気回路や電磁気学等の講義で、電気や磁気、パワーエレクトロニクスの基礎を学びます。実習では、電圧計や電流計を使って、電気の測定方法の基礎や、センサやモータの種類・特性を学び、実践で使える技術を習得します。電気の配線図面も作成します。
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電子の基礎
電子回路や半導体の基礎、コンピュータのハードウェア、ソフトウェア、コンピュータネットワークの基礎を学びます。実習では、電子回路の組み立てに必要なハンダ付けの方法を学ぶことで、電子機器を組み立てられる技術を習得します。CADを使った回路設計、基板設計実習も行います。
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制御の基礎
製造現場では様々な物が自動化されています。その中で活用されているのがリレーシーケンス制御やPLC制御です。制御の基礎ではシーケンス制御の考え方、シーケンス図の書き方を学び、リレーシーケンス制御実習やPLC制御実習などを通して制御の基礎について学びます。
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情報の基礎
仕事をする上で、報告書やレポート、会議資料など誰もが見やすい資料作成のスキルが重宝されます。情報の基礎ではワープロソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトの基本的な操作技能を習得します。さらに、資格取得やプレゼンテーションを通じて、目的に合わせて必要な情報を整理し活用する方法を学びます。
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プログラミング実習
プログラミングとはコンピュータなどの電子機器に実行してほしい作業の指令を書くことです。コンピュータは人間の言語を理解するのが難しいため、専用の言語を使用します。プログラミング実習ではホームページを作成したり、マイコンを使用してモーターの制御やセンサ値の取得方法を学びます。
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資格取得
学習の到達度を確認する資格、就職の際に必要な資格、就職後に必要となる資格を習得するためのスキルを身につけます。国家資格など、電気やコンピュータネットワークに関連する資格の幅広い分野の受験をサポートしています。資格は、学生のうちに取得しておくことをおすすめします。
2年次
2年次からは2つのコースに分かれ、
より専門知識を深めていきます。
電気制御エンジニアコース ELECTRICAL CONTROL ENGINEER COURSE
専門知識を武器に産業を支える
エンジニアへ
FAシステムを構築できるシステムインテグレータとしての基礎を身に付けるため、FAシステムに必要な要素技術である「PLC制御・タッチパネル」「画像処理」「ロボット制御」などについて学びます。また「配電盤・制御盤製作実習」「自動搬送装置の組立実習」を通し装置の組立を学びます。最後にメカトロニクス実習装置を使用し、これまで学んできた要素技術を活用しFAシステムを構築します。
CURRICULUM 専門カリキュラム
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FAシステム要素技術実習
FAシステム要素技術実習ではFAシステムで必要な要素技術を学びます。5人程度のグループに分けて各グループが「油空圧制御」「タッチパネル」「画像処理」「ロボット制御」について順番に学んでいきます。ここで学んだ内容を後の実習である「FAシステム構築実習」で活用します。
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FAシステム構築実習
電気制御エンジニアコースの総まとめとしてFAシステム構築実習を行います。少人数のグループに分かれ、これまで学んできた「PLC制御」「タッチパネル」「画像処理」「ロボット制御」を活用し、各個人が担当された装置のプログラミングおよび調整を行い、グループで力を合わせて一つの模擬したFAラインを構築します。
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CAD/CAM実習
3次元形状作成技術を学ぶために3次元CADによる各種モデル作成を行います。また、CAMソフトでNCデータを作成し、モデリングマシンを使用して部品加工を行い、メカトロニクス装置組立までの一連の流れを学びます。
電子情報エンジニアコース ELECTRONIC INFORMATION ENGINEER COURSE
IoT、ビッグデータ時代に
求められるエンジニアを養成
電子情報エンジニアコースではアナログ・デジタル電子回路の設計からプリント基板製作、動作解析までの一連の流れを総合的に学習します。また、IoT、ビッグデータやAIなどの最先端技術の実用的なスキルも磨き、社会のありようを変える”ソサエティ5.0”の実現に向けた次世代のエンジニアを目指します。
CURRICULUM 専門カリキュラム
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データサイエンス入門
ビッグデータを蓄積するだけでは、何の利益も生み出しません。そこで、統計学、情報工学、アルゴリズムや機械学習(AI)などの複数の分野の知識を利用して、データから価値を引き出します。これをデータサイエンスと言います。講義では、統計学などの視点からデータを分析する手法を学びます。
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IoTシステム概論
電子・情報機器(IoT機器などデジタル家電)で活躍しているマイコン(マイクロコンピュータ)の仕組みやプログラミング方法について学習します。各種センサやモーターなどを実際に制御して、それぞれの制御方法を学びます。
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クラウドネットワーク実習
ネットワークを運用するための基本的な知識や状態を確認する方法を習得します。サーバ構築、クラウドサービスを使用したサーバ構築方法、クラウドAIの知識についてもこの科目の中で習得します。