お知らせ
第61回技能五輪全国大会競技委員に就任しました!!
この度、本学の機械システム系 教授 川崎信人(かわさき のぶと)が、第61回技能五輪全国大会の委員への就任が決まりましたことをお知らせいたします。
2009(平成21)年に大分県職業訓練指導員(テクノインスタラクター)として採用され、機械システム系 金型エンジニアコースの職員として、学生指導のみならず「学生金型グランプリ」や「若年者ものづくり競技大会機械加工関係職種」へ参加する学生の指導にあたってきました。
その経験等が評価され、一昨年(第59回大会)に補佐員、昨年(第60回大会)より競技委員を担当することとなりました。
川崎教授からのコメント
技能五輪は、ものづくり企業に勤める若手技能者がものづくりの技を競い、日本一を決める全国大会です。
企業は、威信をかけて取り組んでいます。また、選手は、何年も毎日練習してきたことの集大成として臨みます。そのため、競技委員の業務である実施準備・当日の運営、作品の採点は、間違いがあってはならない緊張感と責任感のいる仕事です。
その一方で、競技委員として技能五輪に携わることで、日本一の鍛え抜かれた技能・技術、選手と指導者の熱意を肌で感じることができます。
「日本のものづくり」はすごいです。!
最高峰のものづくりの現場で感じたことを、選手と同世代の本校学生や地元企業の皆様にお伝えし、地元の産業発展に貢献していきたいと思います。
フォトギャラリー
精密機器組立て
精密機器組立ては、機械加工(旋盤、フライス盤、平面研削盤)と手作業(ヤスリ)によって部品を加工、調節し、組み立てる職種。作業には、工作機械で仕上げて精密加工をする技能や手作業で精度を出す技能など、いくつもの能力が必要です。職種名のように扱う製品は非常に精密で、製品には±0.001mmという高度な精度が求められます。この技能は、試作品や特注品のような機械化されていない製品の製作などに生かされます。
技能五輪全国大会とは
技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施する大会です。
なお、技能五輪国際大会が開催される前の年の大会は、技能五輪国際大会において競技の実施が見込まれる関連職種に係る選手の選考を兼ねています。