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建築システム系 (居住システム系 住居環境科) BUILDING SYSTEMS
人々の暮らし、
地域・社会を支える、
建築のプロフェッショナルになる
建築には、建築計画、建築生産、建築環境、建築構造の4つの専門分野があり、それらの基礎から最新の技術までを、講義と実習を組み合わせたカリキュラムで学習し、将来建築のフィールドで活躍できる人材を育成します。
建築は、人の暮らしや社会、文化などと密接に関わっています。
だからこそ建築物をつくるには、建てる場所や環境、材料、構造、費用、暮らす人の要望など、さまざまなことを理解し、カタチにしていく必要があります。
卒業後はこんな職業に!
- 住宅メーカー
- 工務店
- 総合建設会社
- 設備会社
- 建材関連企業
- 専門工事会社
取得可能資格
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1 年次
福祉住環境コーディネーター
建築CAD検定(2級)
表計算技士(コンピューターサービス技能評価試験2級) -
2 年次
プランナーコース
インテリアコーディネーター
施工管理エンジニアコース
1・2級建築施工管理技士補
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卒業後
建築士※
※ 1級・2級ともに卒業後に受検資格が得られます。2級は試験に合格すると取得出来ますが、1級は試験に合格し、かつ、4年の実務経験を積んだ後に取得できます。
1年次に建築システム系で学ぶこと
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建築CAD
建築設計のためのツールとして建築CADの操作方法を学び、平面図や立面図、矩計図といった2次元図面の作成方法を習得します。また、製図法に従って、効率よく正確な図面作成ができるよう繰り返し演習を行っていきます。
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建築設計・製図
「基礎製図」では建築図面を描く上での基本的ルールを学び、確実に情報を伝えられる図面の作図方法を習得します。「建築設計」では住宅などの設計課題を通し、条件を整理し、アイデア展開を行い、最終的に生産に結びつく設計図書の作成の仕方や空間をイメージする力を養います。
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建築計画
建築物をつくる上では、解決すべき条件を抽出・整理し、問題解決を図る力が必要とされます。「建築計画」では住宅をはじめとした各種建築について具体的な事例を取り上げながら、利用者はもとより環境や社会に配慮し、設計や生産に結びつけるための基本知識を学びます。
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建築生産
建築物には木造や、鉄筋コンクリート造、鉄骨造などがあり、種類が違えば施工方法も違います。品質の良い建築物を造るためには、その施工方法を理解しておく必要があります。「建築生産」では模擬家屋の製作、鉄筋や型枠、コンクリート工事などの実習を通じて建築物の施工方法を学びます。
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建築構造
人々の暮らしを守る建築物を支えているのは骨組です。建築物には地震や台風などの荷重が作用しますが、これらの自然災害に対して骨組が壊れることなく安全に建っていなくてはなりません。「建築構造」では建築物の安全性を実現するために必要となる、構造力学や構造設計について学びます。
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建築環境
「建築環境」では快適な室内環境をつくり出すために、気候、熱、空気、光、音などの環境要素を取り上げ、基本知識を学びます。また実験を通して基本的な測定方法や評価方法について学び、データを分析し、考察を行うことで問題解決を図る力を養います。その上で計画や設計の分野につなげていきます。
2年次
2年次からは2つのコースに分かれ、
より専門知識を深めていきます。
プランナーコース PLANNER COURCE
企画・提案力、実践力に長けた
プランナーを養成
これからの建築業界では、環境への配慮や社会システムの変化、多様化するライフスタイルに目を向け、さまざまなニーズに対応できる力が求められています。「プランナーコース」では、設計課題を通してプランニング力やプレゼンテーション能力の向上を図り、基本設計から実施設計に至る一連の設計プロセスを学び、提案力、実践力に長けたプランナーを養成します。
CURRICULUM 専門カリキュラム
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プランニング・プレゼン実習
住宅のプランニングは、施主の要求を的確に捉え、デザインする力が求められると同時に、提案の主旨や内容を相手に伝え、理解を得る能力が必要です。実習では、さまざまな条件を設定してプランニングを行い、プランニング力を高めるとともに、提案プランを相手にわかりやすく説明するプレゼンテーション能力を養います。
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住宅実施設計
省エネルギーや安全性、機能性、快適性など建築物には多様性や高性能が求められるようになっています。住宅実施設計では、プランニングした住宅について省エネルギー性能の評価方法や法律、規定、安全性などの検証方法や、建築するために必要となる実施設計図面の作成方法を学び実践力を養います。
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BIM演習
建築の設計、施工から維持管理まで、建築生産のあらゆる工程で活用されるBIM(Building Information Modeling)について理解を深め、BIMソフトの操作方法やモデリング、図面やパースの作成方法、情報の活用方法などを学びます。
施工管理エンジニアコース CONSTRUCTION MANAGEMENT ENGINEER COURCE
現場の責任者である、ということ
建築工事は、測量を含む建築の事前調査に始まり、土工事から基礎、躯体、仕上げ、設備など、建築物が出来上がるまでにはさまざまな工事が行われます。また、工事は職種の異なる多くの人々によって同時並行的に行われるため、多種多様な人たちと関わり合い、また、多くの人たちと協力して工事をスムーズに進め、かつ、”良いもの” をつくりあげていきます。
施工管理エンジニアコースでは、それぞれの工事に関する専門的知識を身に付けるほか、品質・工程・安全・コストなどに関する管理手法や工程表の作成方法、建築工事で必要になる施工図の作図法や読図法などを習得し、建築現場で活躍できる施工管理エンジニアを育成します。
CURRICULUM 専門カリキュラム
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工程管理
契約工期内に工事を完了するためには、契約の段階から着工、そして竣工までの期間、計画通りに工事が進行しているかを常に把握し、工程を管理することが求められます。講義では、建築工事工程表の作成を通じて、工程管理の重要性、工程と原価管理および労務管理の関係について学びます。
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施工図作成
建物は設計図だけではできません。実際に製作するための図面・施工図が必要です。鉄筋コンクリート工事で代表的なコンクリート躯体図の作成を通して、設計図( 意匠図、構造図、設備図)と、実際に建物を建てる作業の手順や職種の異なる工事の関連について学びます。
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スケッチコミュニケーション
設計者や施工者には、顧客や施工者などに正確に情報を伝達するスキルが求められます。そのために図面読取力(設計図を読み取り、施工に必要な生産情報を盛り込む能力)や図面反映力(図面情報を管理し、正しく現地に反映する力)を身につけ、コミュニケーションツールとしてのスケッチ力を養います。